出展作品によるコンサート&レクチャー (展示会場フィッティング―ルーム)
演奏者 佐藤豊彦(Lt)
11月3日(土・祝)/3.Nov. 15:45~16:45
楽器製作者 | (会 員) | 山下暁彦作 7コースリュート |
曲 目
・H.ノイジードラー(1536):素敵なオルガン風前奏曲
・H.ノイジードラー(1536): イタリア舞曲 パッサメッツォ
・H. ゲルレ(1533):千々の悲嘆(悲しみ)
・M.ヴァイセリウス(1592): ファンタジア
・作者不詳(ヘルホルダー手稿1602): ベルガマスク
・作者不詳 (ストラロッチ手稿 ca.1600) :カナリー
演奏者プロフィール

佐藤豊彦 Toyohiko SATO Lute
世界を代表するリュート奏者として活動する佐藤豊彦は、1968年にスイスへ留学し、1971年に世界初のバロックリュートLPをスイスで録音してデビュー。1973年にはオランダ王立ハーグ音楽院の教授に抜擢され、2005年に退官するまでの30年以上、世界各国で活躍する数多くの後輩リュート奏者を育てた。1982年のカーネギーホールでのリサイタルは、ニューヨークタイムズに写真入で絶賛を博した。30枚近いソロLP,CD、そして数えきれない程のアンサンブルでの録音の中には1980年にオランダでエジソン賞、同年に文化庁芸術祭賞、1983年と2008年にはレコード・アカデミー賞など、多くの受賞がある。作曲家としても世界各地の現代音楽祭に参加し、自作品によるCDも3枚ある。バロックリュート教則本を始め、リュート現代音楽カタログ、自作品や編曲集などの楽譜の出版物もある。2000年には「リュート&アーリーギターソサエティ・ジャパン」の会長に就任し、特に日本に於けるリュート奏者、製作者、愛好家の普及に貢献すべく力を入れている。さらに音楽家のための禅茶道「楽禅古流」と気功「楽禅式呼吸法」を考案し、能楽を学び、伝統的な日本の精神文化との融合を目指して、現在も国際的に活動を続けている。1943年生れ。