2019弦楽器フェアコンサート

出展作品によるコンサート&レクチャー (展示会場フィッティング―ルーム)

演奏者 佐藤豊彦(Lt)

11月2日(土)/2nd.Nov. 15:45~16:45

楽器製作者(会 員)山下暁彦 [7コースリュート & ルネサンスギター]

* 曲 目 *

7コースリュート

1.イタリア風パッサメッツォとガリアード(P. Phalese 1568)

2.ファンタジア(Siena MS ca.1580)

3.女王の最後の舞踏会(Vrietie of Lute lessons 1610)

4.ケンプのジグ(Anon. Ca.1600)

 

ルネサンスギター

1.パヴァーナ・ガリアード・トゥルディオン(P. Phalese 1570)

2.ファンタジア(P. Phalese 1570)

3.ロック地方のガリアード(P. Phalese 1570)

4.ピクトー地方のブランル(A. Le Roy 1552)

 

演奏者プロフィール

佐藤豊彦 Lute

佐藤豊彦 Toyohiko SATO Lute

世界を代表するリュート奏者として活動する佐藤豊彦は、1968年にスイスへ留学し、1971年に世界初のバロックリュートLPをスイスで録音してデビュー。1973年にはオランダ王立ハーグ音楽院の教授に抜擢され、2005年に退官するまでの30年以上、世界各国で活躍する数多くの後輩リュート奏者を育てた。1982年のカーネギーホールでのリサイタルは、ニューヨークタイムズに写真入で絶賛を博した。30枚近いソロLP,CD、そして数えきれない程のアンサンブルでの録音の中には1980年にオランダでエジソン賞、同年に文化庁芸術祭賞、1983年と2008年にはレコード・アカデミー賞など、多くの受賞がある。作曲家としても世界各地の現代音楽祭に参加し、自作品によるCDも3枚ある。バロックリュート教則本を始め、リュート現代音楽カタログ、自作品や編曲集などの楽譜の出版物もある。2000年には「リュート&アーリーギターソサエティ・ジャパン」の会長に就任し、特に日本に於けるリュート奏者、製作者、愛好家の普及に貢献すべく力を入れている。さらに音楽家のための禅茶道「楽禅古流」と気功「楽禅式呼吸法」を考案し、能楽を学び、伝統的な日本の精神文化との融合を目指して、現在も国際的に活動を続けている。1943年生れ。